winmail.dat ファイルの開き方

winmail.dat は文書ファイルではありません。本文・書式・添付ファイルを含むメール1通が丸ごと Microsoft Outlook によって1ファイルに詰め込まれたもので、自動で展開できるのは Outlook だけです。

.dat
このサイトで開く

なぜ開けないのか

  • これは文書ではなく入れ物なので、意味のある拡張子がありません。名前を変えても解決しません。デコードするまで「本当のファイル」は中に存在しない状態です。
  • 作っているのは送信者であって、あなたではありません。Outlook が「リッチテキスト形式」で書かれたメールを送るときに生成するので、受信側の設定では次回を防げません。
  • 形式は TNEF という Microsoft 独自のエンコードで、業界標準がサポートしていません。Outlook 以外のメールソフトは読む手段を持たず、そのままの塊を渡してきます。

開き方

ブラウザで、何もインストールせずに開く

  1. 1 このサイトの winmail.dat ビューアを開きます。
  2. 2 ファイルをドロップします。ブラウザ内でデコードされ、アップロードは発生しません。winmail.dat は定義上「他人のメール」なので、これは重要な点です。
  3. 3 件名・差出人・本文が表示され、中の添付ファイルが本来のファイル名で一覧になります。
  4. 4 添付は個別に、あるいはまとめて ZIP でダウンロードできます。

送信者に送り直してもらう

  1. 1 再発を止められるのはこの方法だけです。
  2. 2 メールの形式を「リッチテキスト」ではなく「HTML」か「テキスト」にしてもらいます。Outlook の作成画面なら「書式設定」→「HTML」です。
  3. 3 恒久的に直すなら送信者側で、ファイル → オプション → メール →「次の形式でメッセージを作成する」を HTML に変更してもらいます。

別の名前で届くこともあります

経由するメールシステムによって、同じファイルが win.dat、windat、ATT00001.dat、あるいは単なる .dat として現れることがあります。すべて TNEF で、開き方も同じです。

日本語ファイル名が文字化けするツールがある理由

添付のファイル名はコンテナ内の複数の場所に入っています。最も古いフィールドはコードページ依存で、8.3 形式に切り詰められていることも多いため、そこだけを読むツールは 8E9095948E.PDF のような名前を返します。Unicode の長いファイル名を先に読むことで、そのまま保持できます。

同じ場面で出てくる形式

よくある質問

winmail.dat はウイルスですか?
違います。厄介ではありますが、Outlook のリッチテキスト形式が生む正常な副産物です。ただし中に添付ファイルが入っていることがあり、それらは他の添付と同じだけの注意に値します。入れ物が無害であることは、中身について何も保証しません。
拡張子を .zip に変えれば開けますか?
開けません。TNEF は ZIP 書庫ではなく独自のバイナリ形式です。名前を変えても中身は変わりません。デコードが必要です。
受け取らないようにできますか?
受信側では止められません。ファイルは送信される前に送信者の Outlook が作っているので、変更はその人の環境で行う必要があります。