Outlook が無くても .msg ファイルを開く方法

.msg は Outlook のメッセージ1通をファイルにしたものです。標準的なメール形式ではなく、実体は複合ファイル —— Microsoft が .doc や .xls に使ったのと同じコンテナ —— なので、既定では他のソフトで開けません。

.msg
このサイトで開く

なぜ開けないのか

  • テキストではありません。標準的なメールファイル(.eml)はエディタでも中身が読めますが、.msg はバイナリのコンテナで、メッセージが何十もの内部ストリームに分割されています。
  • コンテナが Office 文書と共通なので、OS が正体を推測できないことすらあります。.doc / .xls / .ppt / .msg は先頭8バイトがまったく同じです。
  • Outlook 以外のメールソフトはたいてい実装していません。他に同等物のない Outlook 固有のプロパティを扱う必要があるためです。

開き方

ブラウザで開く

  1. 1 このサイトの MSG ビューアを開きます。
  2. 2 .msg をドロップします。ブラウザ内で解析され、アップロードは発生しません。
  3. 3 件名・差出人・宛先・日時・本文が表示されます。テキストと HTML の両方がある場合は切り替えられます。
  4. 4 添付は本来のファイル名で一覧表示され、個別または ZIP で保存できます。

Outlook がある場合

  1. 1 ファイルをダブルクリックすればメッセージのウィンドウとして開きます。
  2. 2 持ち運べる形で残したい場合、「名前を付けて保存」で「Outlook メッセージ形式」を選ぶのは相手も Outlook を使っている場合だけにしてください。そうでなければ「テキストのみ」を選ぶか、転送して通常のメールとして届けるほうが確実です。

.msg と .eml の違い

入っているものは同じでも、入れ方が違います。.eml は標準的な MIME メッセージで、持ち運びやすく、中身も読めて、Thunderbird や Apple Mail など大半のソフトで開きます。.msg は Outlook 独自のバイナリ形式です。メールを保管する形式を選べるなら、.eml のほうが後々困りません。

本文が空に見えるとき

本文を圧縮 RTF でしか持っていないメッセージがあります。Outlook では表示されるのにビューアでは何も出ない場合、たいていこれが理由で、プレーンテキストと HTML のプロパティがファイル内に存在していません。このサイトの MSG ビューアは RTF を展開して本文を表示します。

同じ場面で出てくる形式

よくある質問

.msg を .eml に変換できますか?
できます。ただし投票ボタンやカスタムフォームのデータなど、MIME に対応物のない Outlook 固有のプロパティは失われます。本文を読んで添付を取り出すだけなら、変換する必要はありません。
Windows でアイコンが表示されないのはなぜですか?
.msg は Outlook がインストールされて初めて関連付けされるためです。無い環境では OS に処理する手段がなく、白紙のアイコンになります。
添付ファイルは本当にこのファイルの中にありますか?
あります。それぞれが独立した内部ストレージにバイナリのプロパティとして、ファイル名や MIME タイプと一緒に格納されています。別のマシンで開いても欠けることはありません。